バロン ドーヴェルニュ マルゲリット グラン クリュ
「シャンパーニュ地方の花」マーガレットをデザインしたスリーヴァーボトルです。平均樹齢25年。48ヶ月間以上ビン熟成。ドザージュは8g/l。ドザージュに使用する自家製リキュールに、100%新樽熟成させたシャルドネを使用。年間約3000本の限定生産作品。
テイスティング コメント
ゴールド / 淡いイエローの色調。香りはフルーティーで洋梨やアプリコット、タンジェリンなどの果実香。そして白い花、ヘーゼルナッツ、胡桃の甘く香ばしい香りが漂う。焼きたてのパンやバターのニュアンスも感じる。口に含むとキメ細かな発泡が心地よくクリーミーなテクスチャー。生き生きとした爽やかな飲み口で、ふくよかな果実感が魅力。バランスが取れたまろやかな味わい。力強さとエレガントさを兼ね備えており長く続く余韻。
合う料理 シーフード、鶏肉のソテー クリームソース、帆立とほうれん草のバター炒めなど。
2024年6月試飲
バロン ドーヴェルニュ
新世代のシャンパーニュの造り手に共通して見られる傾向として、「本物のシャンパンとはどういうものか?」を深く追求する姿勢が挙げられますが、中でも職人的な厳しさをもってその命題に挑戦しているのが、ヴァンサン ドーヴェルニュです。
彼が出した答えは、「単一区画からの単一品種によって、鮮やかな個性を示すこと」。まさしくブルゴーニュのドメーヌものにも通ずる、レコルタンならではの醍醐味です。幸い、彼が99年に継承した7haの畑はすべてグラン クリュ ブジーでした。このうち最優良区画のピノ ノワール100%で造る入魂の作品が、「フィーヌ フルール ド ブジー」(「ブジーの可憐な花」)です。ボトルに象徴的にあしらわれた白い花は、「シャンパーニュ地方の花」であるマーガレットです。
「私たちのシャンパンは、いつも贔屓にしてくれるヨーロッパのシャンパン愛好家からのリピート注文でほとんど完売します。ワインガイドなどに出展したりして新しい顧客を増やそうとするよりも、今のお客さんを満足し続けられるような堅実な仕事をしたいのです」。また「趣味は何ですか」という問に「仕事です」と即答する、地にしっかりと足をつけた若き職人の姿です。
尚、2013年に相続の関係でNMに登録変更を行ったのに合わせて、メゾン名を「ユベール ドーヴェルニュ」から「バロン ドーヴェルニュ」に改めましたが、ご紹介しているシャンパンはすべて、引き続き自社畑のぶどうのみから造られています。