ドメーヌ ド クールセル ブルゴーニュ ピノ ノワール 2019
樹齢40年の古樹より造られるブルゴーニュ ピノノワール。15年以上の熟成に耐えうる酒質。1ヶ月間のコールドマセラシオン。ブルゴーニュ ルージュにして複雑な味わい。クールセルらしいがっちりとした骨格で、ポマールの片鱗を感じさせる味わいです。
テイスティング コメント
深みのあるルビーの色調。香りは赤・黒のベリーやチェリー、スミレのアロマが豊かで、ペッパーや土っぽさ、なめし革などの熟成香が続く。加えて紅茶、仄かな甘草、八角などのスパイスの香り。味わいは円やかでシームレス。ポマールに似通った力強さと集約感があり、こなれたタンニンで円熟味を感じる。熟成が進み、酸味も穏やかでしなやかな印象に。並みのヴィラージュクラスを凌駕する、正にワンランク上のACブル。温かみがあり余韻が美しい。
合う料理 牛フィレ肉のグリル、鴨肉のロースト、ジビエ、ウナギの蒲焼など。
2024年10月試飲
ドメーヌ ド クールセル
コンフュロン コトティドのイヴ コンフュロン氏により品質が劇的に向上
16世紀以来家族経営のドメーヌ。ポマールのスペシャリスト、「ドメーヌ ド クールセル」。長い歴史のなかでポマールのテロワールを大切に表現しながら現代的な手法も取り入れ、凝縮感があり、タニックで果実味も存分に引き出されたポマールを造り上げています。畑はすべてポマール村の中に有り、ピノ ノワールは高品質なセレクション マサルです。ブドウ木の樹齢はほとんどが50年です。
イヴ コンフュロンが着任した1996年より環境に配慮した耕作を行い、有機栽培を実践しています(認証はとっていません)。完熟したブドウを手で収穫しそのまま全房醸造。発酵槽は全て木製です。低温浸漬の後ピジャージュやルモンタージュを行いながら発酵。熟成は228Lの樽。新樽は15～20%にとどめて過度に樽の香りが付かないようにしています。
現在、ドメーヌはギル ド クールセルとアン ボメレールの兄妹が管理しています。ポマール特有の濃厚でタンニンの強いワインを一貫して生産してきました。1996年から、農学者・醸造家のイヴ コンフュロンの指導のもと、ワインの強さと各テロワールの特徴をより際立たせることを追求し、香りの優れたワインを生み出しています。
