ディット セリェール セレニータ マカベオ ブリザート 2023
月に住む妖精へのオマージュ『セレニータ マカベオ ブリザート』
カタルーニャ語で「スキンコンタクト」を意味するブリザート。テラ アルタの伝統を再現したオレンジワイン。カモミール茶のようなニュアンスがあり、程よい苦味が心地よく酸と共にフレッシュさを感じさせるスタイルです。
醗酵: ステンレスタンク、果皮浸漬30日間
熟成: ステンレスタンク3カ月
平均年間生産量: 4200本
テイスティング コメント
輝きのあるペールオレンジの色調。香りはアプリコット、蜜柑、グレープフルーツなどの果実香にスパイシーなハーブの香りやカモミールティー、僅かだがシロップのようなニュアンスも感じる。口に含むとフレッシュでなめらか、ソフトな印象。爽やかな酸味が心地よくフルーティーな果実味を引きたてる。バランスの取れた味わいで、アフターのビターさがアクセント。親しみやすくフードフレンドリーなワインに仕上がっている。
合う料理 海老のロースト、焼き鳥、スパイシーな料理、寿司、パスタ、ピッツァなど。
2024年9月試飲
ディット セリェール
ナバーラの砂漠気候の下で行う自然なワイン造りで知られる「ボデガス アスル イ ガランサ」の醸造家ダニ サンチェス氏が、カタルーニャ地方モンサンの地に魅せられ独自のワイン造りを行うプロジェクト、それが「ディット セリェール」です。ワイナリーの設立は2007年です。モンサンはもともとダニが10代の頃ワイン造りに携わるきっかけとなった最初の土地で、モンサンのワイン文化に魅せられた思い出の土地です。アスル イ ガランサの経験を経て独自のワインを模索していた時に思い出したのが原点であるモンサンの特殊なテロワール。標高500メートル、山間ながら地中海からも遠くないモンサンは海の影響を受ける気候と、傾斜地が下りなす美しい景色が圧巻です。ナバーラのアスル イ ガランサと同じように質の高いブドウ栽培に向いた険しい条件を持ちながら、それとはまた全く異なる地形と気候条件を持つこのモンサンで、自身の描くワインを造りたい造りたいとワイナリーを立ち上げました。
畑はモンサンの美しい山間部に位置し有機栽培を実践、畑への介入は最小限に抑えています。昔から濃厚で凝縮した赤ワインの産地として知られるモンサンですが、モンサンらしい濃厚さをいかしつつもピュアで、女性的なニュアンスのあるワインで、北欧を始め世界各地で高い注目を集めています。
愛する自然と生きる
オーナー醸造家: ダニ サンチェス ノゲ氏
砂漠気候のテロワールを持つナバーラのラス バルデナレス レアレス国立公園近くで有機栽培を実践するボデガス アスル イ ガランサのオーナー醸造家として活躍するダニ サンチェス ノゲ氏。 カタルーニャ地方サン サドゥルニ ダ ノヤの醸造学校卒業後、オーストラリアのミルドゥラ、クナワラ、 南アフリカのポーターヴィル、アルゼンチン、メンドーサのボデガ ヒメネス、スペインではペネデスのセリェール マス プジョとプリオラートのマス デン ジルなど、世界各地で豊富な経験を積んでいます。この経験が、アスル イ ガランサ、そしてディット セリェールに至るボデガのワイン造りを支えています。