産地:フランス ラングドック ルーション
品質分類 原産地呼称:A.O.C.クレマン ド リムー
栽培農法:有機
品種:シャルドネ、シュナン ブラン、ピノ ノワール
タイプ:スパークリング 白 辛口
アルコール度数:12%
容量:750ml
ドメーヌ ロジェ クレマン ド リムー キュヴェ マ メゾン 2022
Crémant de Limoux
Cuvée Ma maison
/Domaine Rosier
ドメーヌ ロジェ クレマン ド リムー キュヴェ マ メゾン 2022
ファースト プレスの果汁だけを使用。畑は、ヴィルロングの日当たりのよい丘陵にあります。標高は300m、土壌は粘土と石灰岩です。収穫量は50hl/ha。熟成期間は15ヶ月です。キュヴェ名は、ロサンゼルスの有名なレストラン「マ メゾン」(※下記)に由来しており、そこでロジェのワインが使用されていました。また、ミシェルの妻レンザが好きな銘柄で、「マ メゾン」(私の家の意味)は、家族でワイン造りを行なうロジェ家にピッタリの名前です。
※パリの鴨料理で有名な「トゥール ダルジャン」のオーナーの親戚にあたるパトリック テライユのレストラン。ウルフギャング パックがシェフを務め、ハリウッドのスター達が集った。1973年開店、1985年閉店。
テイスティング コメント
外観は光沢のあるペールイエロー。白桃、洋梨のコンポート、白い花のアロマが広がり、マンダリン、レモンピール、ミントのニュアンスがアクセント。仄かな蜂蜜の香り、ナッツやトーストのような香りも現れる。口に含むとスムーズで繊細な発泡、ふっくらとしたボリュームある味わい。ピュアさ、果実味に溢れておりしなやかな酸味がエレガントなスタイルにまとめ上げる。クリーミーな泡が舌を優しく包み、優雅なアフター。花と果実、イーストの香ばしさが余韻に残る。
合う料理 アペリティフ、揚げ物やフライ、白身肉のソテー、ホタテのカルパッチョ、寿司、クリームソースを使った魚介料理など。
2024年7月試飲(2021年ヴィンテージ)
ドメーヌ ロジェ
手掛けているワインは、ブランケット ド リムーとクレマン ド リムーです。葡萄畑は標高300mのなだらかな斜面の丘に位置しています。土壌は、粘土と石灰質です。気候は大陸性気候の影響を受けています。過剰な施肥、トラクターによる土壌硬化、除草剤の常用を避け、土を深く耕し、土壌の自然なバランスを保ち、病気への耐性を高めるようにしています。葡萄が大量に必要となるため、使用する葡萄の80%は20人の農家からの買い取りで、彼らとは20年来の付き合いです。
醸造には、冷水が循環するシステムのタンクを使用しています。除梗破砕せず圧搾します。イノックスのタンクに絞ったジュースを一日入れて、4度まで温度を下げ、澱を沈殿させます。18度にコントロールしながら、品種ごとにタンクで15日間発酵させています。発酵後のワインは、外の保管庫に入れます。ここは、温度コントロールのシステムはありません。なぜなら、タンクに入れる時期にはすでに寒いので、その必要がないからです。熟成が終わったら、ジロパレットに入れて、一週間機械で回します。2~3日で澱を集められますが、念のため一週間置いています。
目指すはピュアな葡萄の味わい
他の生産者との違いは、オーガニックで造っていることです。自然なナチュラルテイスト、バニラや木の味ではなく、ピュアな葡萄の味わいを目指しています。自然な味わいこそ、自分たちの味と考えています。平均的な味わいにする為に、1.毎年同じ作業をすること。2.試飲して同じように造ること。3.酸をコントロールして、同じ程度に抑えています。また、1980年頃から同じエノログと作業していて、毎週分析しています。