産地:フランス アルザス地方
品質分類・原産地呼称:A.O.C.アルザス
栽培方法:ビオディナミ(デメター認証)
品種:リースリング100%
タイプ:白ワイン 辛口
アルコール度数:12.5%
容量:750ml
※ギフト化粧箱ご利用の際はギフト化粧箱(布張り)をご選択ください。通常のボトルよりも背丈が高くなっております。スタンダードのギフト化粧箱には対応しておりませんのでご注意ください。
エミール ベイエ アルザス リースリング レ プレミス 2024
Alsace Riesling
Les Prémices
/Emile Beyer
エミール ベイエ アルザス リースリング レ プレミス 2024
アイシュベルクの斜面下及びエギスハイムの集落の南側にある自社畑のブドウと、リクヴィルやファッフェンハイムなど中部アルザスからの買付けブドウをブレンド。熟度の高いクリアな果実をクリスピーな酸の背骨が支える。南部アルザスらしいふくよかな味わいが楽しめる。醸造・熟成:ステンレスタンクで発酵、澱と共に6ヶ月熟成。残糖:4.6g/L。
テイスティング コメント
輝きのある淡いイエローの色調。香りは、白桃、グレープフルーツ、マンダリンオレンジの果実香。次第に、ほのかな白い花の香りやスパイス、スモーキーさ、ミネラルのノートが立ちのぼる。口に含むと、熟度の高い果実味とともに、クリスピーな酸味がしっかりと骨格を支え、爽やかさとフレッシュさを演出。果実味は豊かでありながらも、甘さが前に出ず、ドライ感がある。フレッシュな酸味とミネラル感が全体を引き締め、南部アルザスらしいふくよかさとともに、しっかりとしたボリュームを感じさせる。味わいの余韻は長く、程よいビター加減が食欲をそそる。
合う料理 前菜、鯛のカルパッチョ、白身魚のムニエル、鶏肉のタルタル、鶏肉のバルサミコグリルなど。
2025年8月試飲
エミール ベイエ
クラシックにして、革新的。エギスハイムの大地に、14世代の想いを込めて。
アルザスの中央部、コルマールからほど近い美しい村エギスハイム。この地で1580年から続く名門ワイナリーがエミール ベイエです。14代目当主、クリスチャン ベイエは、名門リースリングの聖地ラインガウのシュロス ヨハニスベルクで研鑽を積み、伝統と革新を融合させたワイン造りを行っています。
エギスハイムが誇るグランクリュの畑、アイシュベルク
エミール ベイエが情熱を注ぐ、エギスハイムの名を高めてきたグラン クリュの畑「アイシュベルク(Eichberg)」。ヴォージュ山脈の裾野、南向きの緩やかな斜面に広がるこの特別な区画は、フランス有数の乾燥地帯であるコルマール周辺の温暖な気候の恩恵を受けています。11世紀には修道院による課税記録も残るほどの由緒ある畑で、古くからリースリングとゲヴュルツトラミネールの優良産地として知られてきました。
エミール ベイエはこのグラン クリュに約1ヘクタールを所有し、リースリングのみを栽培。土壌は第三紀の礫岩・泥灰土を基盤としながらも、ベイエの区画は石灰が少なく砂岩を多く含むため、しなやかでエレガントな酸と豊かな果実味を兼ね備えたリースリングが生まれます。南向きの斜面にリースリングを植える独自のスタイルも、乾燥した温暖な気候に合わせて考え抜かれたもの。酸の高いリースリングをあえて日照の強い場所に、酸の低いゲヴュルツトラミネールやピノ グリは冷涼な斜面に配置することで、果実味と酸味の絶妙なバランスを実現しています。
現在、所有畑はエギスハイム周辺に17ヘクタールを展開し、北はサンティポリット、南はオルシュヴィルまでの契約農家からもブドウを仕入れるネゴシアン業も展開。ただしその哲学は一貫しており、ビオディナミ農法を実践し、除草剤や殺虫剤は不使用、低収量で完熟したブドウのみを使用しています。
醸造では、ピノ ノワールを除きステンレスタンクでの自然酵母発酵を行い、発酵は半年以上続くことも。これにより、芳醇で深みのあるアロマとしっかりとしたボディを備えたワインが生まれます。2009年には最新設備を備えたセラーを郊外に新設し、より緻密な品質管理とテロワールの表現が可能になりました。
アルザスのトップ生産者の一人
このような努力が実を結び、フランスの有力ワイン誌『ラ レヴュ デュ ヴァン ド フランス』では、アルザスを代表するトップ生産者のひとつとして紹介されています。ワインの品質はもちろん、アルザスの自然と歴史に根ざした姿勢が、国内外のワイン愛好家から高い評価を受けています。