産地:フランス ボルドー地方 メドック
品質分類・原産地呼称:A.O.C.メドック
栽培農法:サステナブル
品種:カベルネ ソーヴィニヨン56%、メルロ36%、カベルネ フラン8%
タイプ:赤ワイン フルボディ
アルコール度数:13.5%
容量:750ml
シャトー マレイユ メドック 2019
Château Mareil Médoc
クリュ ブルジョワ
シャトー マレイユ メドック 2019
ボルドーの中心部を流れるジロンド河の左岸に広がるメドック地区。ここは数多くの名門 シャトーを排出している銘醸地。畑はおだやかな海洋性気候の影響を受け、土壌は粘土質石 灰岩で出来ており、上質のブドウが生産されます。平均樹齢40年以上。
評価
2019VT ジェームス サックリング:90点
テイスティング コメント
濃いガーネットの色調。香りは、ブラックチェリーやブラックベリー、カシスのアロマに、微かなスミレの花のニュアンスと、リコリスの香りが重なり合う。そしてブラックペッパーやナツメグのピリッとしたアクセント。スモーキーさも加わり、複雑さ・奥行を与えている。口に含むと、まろやかでシルキーなタンニンが舌上で広がり、非常に滑らかさを感じる。リッチな果実味は、濃厚さを持ちつつも、バランスの取れた酸味が全体を引き締め、力強さとエレガンスが共存している。微かなスモーキーさとともに、果実のフレーヴァーが余韻に残る。
合う料理 牛肉や子羊のグリル、すき焼き、ハンバーグ、ビーフシチュー、野菜のグリルなど。
2025年7月試飲
シャトー マレイユ
ジロンド河の左岸、ボルドー メドックの中心部に位置する「シャトー マレイユ」は、400年以上にわたりこの地で農業を営んできた家系が手がける家族経営のシャトーです。17世紀に干拓され、豊かな砂利・粘土・石灰岩の土壌が現れたこの地は、優れたブドウ栽培地として発展。海洋性気候にも恵まれ、カベルネ ソーヴィニョン、メルロ、カベルネ フランといった高品質なブドウが育まれています。
現オーナーであるマリー フランソワーズ ブランと夫ジャン ドニは、1980年に畑の再構築とブドウの栽培改善に着手。十数年にわたり栽培技術と醸造技術を磨き、1998年にはついに自家醸造をスタートさせました。現在は17haの畑を所有し、栽培から醸造、瓶詰までをすべてシャトー内で行っています。
持続可能な農業を実践、年々国際的な評価も高まっています!
環境保全にも積極的に取り組んでおり、2020年にはHVE(高環境価値認証)レベル3を取得。生物多様性を重視した持続可能な農業を実践しています。また、シャトー マレイユはメドックの名門格付け「クリュ ブルジョワ」にも認定されており、その品質は確かなもの。2019年ヴィンテージでは、ボルドー コンクールで金賞、ジェームズ サックリングで90点を獲得するなど、国際的な評価も高まっています。規模こそ小さなシャトーですが、だからこそ一房一房、一樽一樽に心を込めた丁寧なワイン造りが実現。メドックの伝統と現代的なアプローチが融合した、クラフツマンシップを感じさせてくれる一本です。