所在地:シャンパーニュ地方 モンターニュ ド ランス ヴェルジー
品質分類・原産地呼称:A.O.C.シャンパーニュ
栽培方法:リュット レゾネ
品種:ピノ ノワール60%、シャルドネ40%
タイプ:スパークリングワイン 白 辛口
アルコール度数:12%
容量:750ml
ジュイエ ラルマン ブリュット セレクション グラン クリュ
Brut Sélection
Grand Cru
/Juillet-Lallement
ジュイエ ラルマン ブリュット セレクション グラン クリュ
グラン クリュに格付けされたヴェルジーとシルリーのブドウ、ピノノワール60%とシャルドネ40% 。約1/3はリザーブワインを使用しています。ドサージュは8g/L。最低24ヶ月熟成。
テイスティング コメント
外観は淡いレモンイエロー / ゴールド。香りは、桃やアプリコット、白い花を思わせる繊細なアロマ。次第に、ブリオッシュや焼きたてのパンのような香ばしさが現れる。微かなドライフラワーの香り、焼きリンゴやドライフルーツのような香りも感じられる。口に含むと、細やかな発泡が心地よく、伸びやかなテクスチャー。果実味はフレッシュで、程よく引き締まっており、柑橘系のフレーヴァーがアクセント。ブリオッシュやビスケットのような焼き菓子の風味が溶け合い、複雑で円やかな味わいを形成。ピノ ノワール由来のコクとまろやかさがしっかりと感じられる一方で、シャルドネの持つミネラルと酸味が絶妙に調和。全体として洗練されたバランスとエレガンスが備わっている。
合う料理 シーフードのグリル、鶏肉とキノコのクリーム煮、鰆のムニエル、白身魚のカルパッチョなど。
2025年7月試飲
シャンパーニュ ジュイエ ラルマン
ヴェルジーの力強さと、シルリーの気品。いま、ひとつに。
シャンパーニュ ジュイエ ラルマンは、20世紀初頭、ポール ラルマン、アルチュール ラルマン、ルネ ジュイエの3人によって設立されました。彼らは「R.ジュイエ – P.&A.ラルマン」というブランド名のもと、シャンパーニュ地方で初めて公式に登録された共同ブランドを立ち上げ、のちに現在の「ジュイエ ラルマン」へと発展を遂げます。
1963年には、アルチュールの息子ピエール ラルマンが家業を継承。父から受け継いだ経験をもとに、醸造・販売の両面でさらなる発展を図りました。そして1973年には、品質とこだわりを認められ、名門「クラブ トレゾール ド シャンパーニュ」の一員として名を連ねます。2003年、次世代のジャン ラルマンが父の意志を継ぎ、妻ヴィルジニーとともに伝統と革新を融合させながら、テロワールとブドウ本来の魅力を映すシャンパーニュ造りに情熱を注いでいます。
ドメーヌについて
ジュイエ ラルマンのドメーヌは、ランスから南東に約18km、モンターニュ ド ランスの中心地ヴェルジィ村に位置します。風格あるブナ林で知られるこの美しい村で、4ヘクタール強の畑を所有し、ヴェルジィとシルリーという、いずれも100%グラン クリュ格付けの優れたテロワールにまたがっています。
平均樹齢は約40年。中には1949年にアルチュール ラルマンが植樹した古木も残されています。栽培比率はピノ ノワール50%、シャルドネ45%、ピノ ムニエ5%。土壌は典型的な白亜質(チョーク)で、三大品種が最良の状態で育つ理想的な環境が整っています。環境と人への配慮を大切にしながら、自然のリズムを尊重する持続可能な農法(リュット レゾネ)を実践し、土地と向き合う誠実なワイン造りを続けています。