産地: フランス ルーション地方
品質分類・原産地呼称: I.G.P. コート カタラネス
栽培方法: ビオディナミ(エコセール、デメター認証)
品種: シラー65%、シャルドネ20%、カベルネ フラン15%
タイプ: 白 ナチュールワイン 辛口
アルコール度数: 12%
容量: 750ml
ドメーヌ ブラン プリュム レ ファンジュ 2022
Les Fanges
/Domaine Blanc Plume
ドメーヌ ブラン プリュム レ ファンジュ 2022
シラー65%、シャルドネ20%、カベルネ フラン15%のブレンドによる「白ワイン」です。コディエス ド フヌイエード村に合計1.2ha。粘土石灰質、泥土質、砂質土壌。平均樹齢25年。収量は30hl/ha。ステンレスタンクで発酵後、6ヶ月間熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。
ラベルの写真はイギリス人写真家スタンリー マリーの作品で、この村の高標高部に位置するレ ファンジュ森に行くための橋にカメラを設置して長時間露光を行い、光の帯を出現させたものです。高標高の森はシラーの果汁の涼やかさや鮮度感を表し、光の帯はシャルドネとカベルネ フランのまろやかさを表しています。
テイスティング コメント
淡いゴールド / ストローイエローの色調。香りは、レモンやリンゴ、梨などのフルーティな果実香。そして微かなミント、白い花の香りが広がり、石やミネラル、ナッツといったスモーキーな香りが加わる。口に含むと、鮮やかな果実味とともに爽快感が広がり、クリスプで心地よい酸味が全体を引き締める。ピュアさ、ミネラル感がしっかりと感じられ、バランスの取れた構成。非常にジューシーな味わいで、微かなタンニンがなめらかな口当たりにアクセントを添える。バランスの良さと繊細さが際立ち、さまざまな料理と相性良く楽しめる一本。
合う料理 サラダ、シーフードのカルパッチョ、白身魚のアクアパッツァ、おひたしや野菜の和え物、天ぷら、寿司など。
2025年4月試飲
ドメーヌ ブラン プリュム
大自然の恩恵を封じ込めた、真のヴァン ナチュール
プロヴァンスの「シャトー ラ コスト」(ビオロジック)や「ドメーヌ オヴェット」(ビオディナミ)といった自然派生産者たちの下で修行を重ねたラファエル コランが、2019年に、ルーション地方西部コディエス ド フヌイエード村の畑を購入して拓いた新星ドメーヌです。前所有者によって2016年からビオロジック栽培、2018年からビオディナミが展開されており、ラファエルはそれを引き継ぐ形で認証を取得し、自身のヴァン ナチュール造りを開始しました。
「畑は「コルビエール フヌイエード自然公園」の中心部にあるのですが、この公園では50種を超える大小の野鳥を観察することができます。中でも特に感銘を受けたシロオオタカ(鷹)の白い羽、そして、真っ白なページにこれから羽ペンで私の物語を書き始めるという思いを込めて、ドメーヌ名を「白い羽」と名付けました」。
「大自然の恩寵に満ちたこの地は、ヴァン ナチュール造りの理想郷です。畑のすぐそばには国指定の「ハイキングコース36号」も通っており、景観の美しさは息を呑むほどです。写真をラベルにも掲載した清流の水は生命が蘇るような美味しさで、まさしくこの水のようなワイン造りを目指しています。ちなみにこの清流の水は、ビオディナミのプレパラシオンの調合にも使用しています」。
ラファエルは創業直後より、フランス農務省やINAO等のフランス当局が10年の歳月を経てヴァン ナチュールを公式に定義・認可した「Vin méthode Nature」にも加盟しています。「VmNはその厳格なルールによって、逆にヴァン ナチュール造りに自由を与えてくれています。健全で体に優しいことはもちろん、美味しさのパスポートでもあります」。