産地: フランス ルーション地方
品質分類・原産地呼称: I.G.P. コート カタラネス
栽培方法: ビオディナミ(エコセール、デメター認証)
品種: シラー60%、カベルネ フラン15%、カリニャン15%、グルナッシュ10%
タイプ: ロゼ ナチュールワイン 辛口
アルコール度数: 12.5%
容量: 750ml
ドメーヌ ブラン プリュム GR-36 ロゼ 2023
GR-36 Rosé
/Domaine Blanc Plume
ドメーヌ ブラン プリュム GR-36 ロゼ 2023
シラー60%、カベルネ フラン15%、カリニャン15%、グルナッシュ10%のブレンド。コディエス ド フヌイエード村に合計1.65ha。粘土石灰質、泥土質、砂質土壌。平均樹齢約50年のVV。収量は18hl/ha。直接圧搾法。ステンレスタンクで発酵後、6ヶ月間熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。
「GR-36」は畑のそばを通る国指定の「ハイキングコース36号」のことで、ラベルの写真はペルピニャン在住の高名な写真家Saint. Eが撮影した、道中の清流の風景です。
ラベルの写真はイギリス人写真家スタンリー マリーの作品で、この村の高標高部に位置するレ ファンジュ森に行くための橋にカメラを設置して長時間露光を行い、光の帯を出現させたものです。高標高の森はシラーの果汁の涼やかさや鮮度感を表し、光の帯はシャルドネとカベルネ フランのまろやかさを表しています。
テイスティング コメント
外観は淡いサーモンピンクに、ほのかなピンクゴールドの輝き。香りは、チェリーやストロベリーのフレッシュな赤果実のアロマ。さらに花の蜜のような甘美かつフローラルなアロマが広がり、ハーブやスパイス、微かなスモークのノートがアクセント。口に含むと、フレッシュで、滑らか。ピュアで、滋味溢れるジューシーな果実味が印象的で、風味にはチェリーやストロベリー、リンゴ、ピンクグレープフルーツを思わせる。心地よい酸味と豊かなミネラルが絶妙に調和し、バランスの取れた味わいを生み出している。複雑さと気軽さが巧みに共存し、魅力的なハーモニーを奏でている。親しみやすく料理との相性も抜群。
合う料理 サラダ、シーフードのカルパッチョ、鯛やスズキのポワレ、鶏肉のグリルとハーブソース、アスパラガスのソテー、軽めのパスタなど。
2025年4月試飲
ドメーヌ ブラン プリュム
大自然の恩恵を封じ込めた、真のヴァン ナチュール
プロヴァンスの「シャトー ラ コスト」(ビオロジック)や「ドメーヌ オヴェット」(ビオディナミ)といった自然派生産者たちの下で修行を重ねたラファエル コランが、2019年に、ルーション地方西部コディエス ド フヌイエード村の畑を購入して拓いた新星ドメーヌです。前所有者によって2016年からビオロジック栽培、2018年からビオディナミが展開されており、ラファエルはそれを引き継ぐ形で認証を取得し、自身のヴァン ナチュール造りを開始しました。
「畑は「コルビエール フヌイエード自然公園」の中心部にあるのですが、この公園では50種を超える大小の野鳥を観察することができます。中でも特に感銘を受けたシロオオタカ(鷹)の白い羽、そして、真っ白なページにこれから羽ペンで私の物語を書き始めるという思いを込めて、ドメーヌ名を「白い羽」と名付けました」。
「大自然の恩寵に満ちたこの地は、ヴァン ナチュール造りの理想郷です。畑のすぐそばには国指定の「ハイキングコース36号」も通っており、景観の美しさは息を呑むほどです。写真をラベルにも掲載した清流の水は生命が蘇るような美味しさで、まさしくこの水のようなワイン造りを目指しています。ちなみにこの清流の水は、ビオディナミのプレパラシオンの調合にも使用しています」。
ラファエルは創業直後より、フランス農務省やINAO等のフランス当局が10年の歳月を経てヴァン ナチュールを公式に定義・認可した「Vin méthode Nature」にも加盟しています。「VmNはその厳格なルールによって、逆にヴァン ナチュール造りに自由を与えてくれています。健全で体に優しいことはもちろん、美味しさのパスポートでもあります」。