Marsannay Rouge
Champs-Perdrix
/Philippe Robert

フィリップ ロベール　マルサネ　ルージュ　シャン ペルドリ　2022

0.45ha。平均樹齢35年。コンクリート製タンクでアルコール発酵後、新樽率50%でマロラクティック発酵＆18ヶ月間熟成。

テイスティング コメント

深いルビーの色調。香りは、新鮮なラズベリーやブルーベリーの果実香。さらに、バラの花弁のような華やかなフローラルノートが加わり、続いて、シナモンやペッパー、スパイスのニュアンスが顔を出す。口に含むと、力強いアタックが感じられ、凝縮した果実感。ラズベリーやブルーベリーのフルーティーさに、スパイシーなニュアンスとともに、土やトリュフの風味が綺麗に溶け合っている。タンニンは非常になめらかで、口当たりが柔らかく、コクのある味わいが楽しめる。酸味とのバランスもよく、フレッシュさを保ちながらもしっかりとしたボディを感じさせる。リッチさとエレガンスが見事に調和している。 合う料理　牛フィレ・リブステーキ、豚肉のマスタードソース、ローストチキン、ジビエなど。

2025年4月試飲

フィリップ ロベール

マルサネ ラ コート村とフィサン村に挟まれたクシェ村に1952年に創業したドメーヌで、1989年に3代目フィリップ ロベールが継承しました。同年よりリュット レゾネ栽培を徹底し、畑仕事に精魂を込めています。

「タンニンをたっぷりと抽出し、かつ舌触りはシルキーで滑らか、というワイン造りを是とします。タンニンはコクとなって果実味を支え、お料理との相性を抜群にしてくれます。また、微酸化作用を得るため新樽比率を高めにしていますが、ライト トースト（内側をあまり焼かない樽）にこだわって使用しています。このあたりのコンビネーションは、私が30年の経験を通じて培ってきたものです。」

味わいの各要素が高次元で調和する匠の作品を求めて、2000人を超える愛好家が顧客名簿に名を連ねます。ゆえに日本では真に知られざる存在でしたが、2015年に、ご子息のジュアンがドメーヌに参画したことで、少しずつ輸出にも目を向けられるようになりました。（尚、フィリップの姪オロールが「ルー デュモン」の元看板娘（従業員）だったり、マルサネの所有区画が隣同士だったりと、なにかと「ルー デュモン」と縁があるドメーヌでもあります）。