産地:アメリカ カリフォルニア ナパ ヴァレ
品質分類 原産地呼称:A.V.A.
栽培方法:有機
品種:カベルネ ソーヴィニョン主体、カベルネ フラン、プティ ヴェルド
タイプ:赤ワイン フルボディ
アルコール度数:14.5%
容量:750ml
イングルヌック ニーバウム エステート カベルネ ソーヴィニヨン 1882 ラザフォード ナパ ヴァレー 2019
Niebaum Estate
Cabernet Sauvignon
1882
Rutherford Napa Valley
/Inglenook
イングルヌック ニーバウム エステート カベルネ ソーヴィニヨン 1882 ラザフォード ナパ ヴァレー 2019
「1882」は、イングルヌックのフラッグシップワイン「ルビコン」のサードワイン的存在で、設立者グスタフ ニーバウムの情熱と栄光に敬意を表して造られました。 葡萄はラザフォード産カベルネ ソーヴィニヨンが主体で、自社畑のブドウのみを使用した生産量限定のワインです。カリフォルニアの果実味とボルドーの土壌のニュアンスが同時に味わえる素晴らしい一本です。
テイスティング コメント
深いルビー / ガーネットの色調。香りは、ブラックベリー、カシス、ブラックチェリーといった濃厚な黒果実のアロマ。これらの果実の香りは、コンポートのように甘美で、心を惹きつける。さらに、スパイシーさや香ばしいハーブのニュアンスが加わり、複雑さを増していく。他に、バニラやトースト、チョコレート。口に含むと、フレッシュでなめらか。上質なタンニンがしっかりと感じられ、フルボディの構造。きめの細かいタンニンは、複雑でありながらも洗練された印象を与え、口当たりが非常に心地よく飲みやすさがある。溶け込んだオークの風味が全体を引き締め、バランスの取れた味わい。余韻にモカ、ロースト アーモンド。
合う料理 牛ステーキ、ローストラム、ビーフシチュー、豚すね肉の煮込みなど。
2025年1月試飲
イングルヌック
歴史あるナパのゴッド ファーザー
イングルヌック ヴィンヤードはグスタフ ニーバムによって1879年に設立されました。フィンランド人であるグスタフは巨大な富を活用し、ナパにヨーロッパのブドウの苗を持ち込みました。その後、伝説のジョン ダニエルの指揮の下、数十年かけて最も高い評価を得る事になるワインを造り上げました。しかし、フランシス コッポラとエレノア夫人が 1975年に敷地の一部を購入する頃は、イングルヌックの名前も売却され、ワイナリーとしても崩壊していました。コッポラ夫妻は20年をかけて売却されてしまった畑を徐々に買い戻し、醸造設備にも投資をし、歴史あるイングルヌックのシャトーを改築しました。イングルヌックは現在、昔と同じワイナリーに再現され、再びアメリカの偉大なワイナリーへと復活しました。
そして、2011年4月、フランシス フォード コッポラはナパの象徴的なワイナリーである「イングルヌック」の商標権をザ ワイン グループより取得しました。これ以降、ナパ ヴァレーの著名なワイナリーであるルビコン エステートは、歴史ある名称「イングルヌック」として生まれ変わります。
この同じ年から、フランスのボルドー一級シャトーの一つ、シャトー マルゴーのディレクター、故ポール ポンタリエの下で20年間以上キャリアを積んだ醸造家フィリップ バスコールがイングルヌックの醸造を担当しています。バスコールは農業学の学位を持ち、モンペリエの大学院で醸造学を専攻しました。そして、2017年3月からは、フィリップ バスコールがシャトー マルゴーのマネジング ディレクターとイングルヌックのディレクター オブ ワインメーキングを兼任します。
イングルヌックのフラッグシップ プロプライアタリー ワインである「ルビコン」の名称は引き続き継続し、オールド ワールド スタイルでワイン造りをしてきたバスコールが、この偉大なニュー ワールド ワイン「ルビコン」に献身する醸造チームを引率します。バスコールは、ポムロールの著名な醸造コンサルタント、ステファン デュルノンクールとコンタクトを取りながらワイン造りを進めて行きます。 現在ではセカンド ワインとして知られるカベルネ ソーヴィニョンの他に、新しくサードワインとして「1882」が生産されています。また、2013ヴィンテージより敷地内に最近植えられたソーヴィニョン ブランがラインナップに加わり、今後の発展が期待されます。