産地:モルドバ コドゥル
品種:シャルドネ、フェテアスカ レガーラ、アリゴテ
タイプ:スパークリングワイン 白 辛口
アルコール度数:12.5%
容量:750ml
アリアンツァ ヴィン キシナウル ヴェキ スプマン ブリュット
Chisinaul Vechi
Spumant Brut
/Alianta-Vin
アリアンツァ ヴィン キシナウル ヴェキ スプマン ブリュット
エレガントな泡立ちが心地よく感じられる、辛口のスパークリングワイン。
シャルマ式によるフレッシュかつフルーティーなスパークリングワインです。キシナウとはモルドバの首都、ヴェキは古いと言う意味で「オールド キシナウ」を指します。輝きのある淡いイエロー、フレッシュで調和があり、きめ細かなエレガントな泡立ちが心地よく感じられる辛口です。シャルドネ、アリゴテに加えフェテアスカ レガーラがブレンドされており、ワインにわずかにエキゾティックなニュアンスを与えています。ブリュットでも辛口過ぎることはなく、フルーティーで心地よい味わいが楽しめます。
テイスティング コメント
輝きのある淡いイエローの色調。香りは、まず白い花の華やかなアロマが広がり、フローラルなニュアンス。続いて、青リンゴやレモン、ライチなどの爽やかな香りがフルーティーさをもたらしている。仄かなパンやナッツのような香ばしい香りも現われる。口に含むと、フレッシュでジューシー。クリスプな酸味が心地よく広がり、ボディ感がある。果実の豊かさを感じながら、ドライ感がありバランスの良い仕上がり。後味には心地よいほろ苦さ。白い花の香り・フレーヴァーが広がり、シトラス系のフレッシュな酸味とともに心地よい余韻へと導く。
合う料理 サラダ、シーフード、サーモンのカルパッチョ、アスパラガスのグリル、鶏肉のレモンバターソース、エビのアヒージョなど。
2024年12月試飲
ドメーヌ ジュリアン ジェラール エ フィス
アリアンツァ ヴィンはモルドバの首都キシナウのある中央部にあり、国内最大の栽培面積を持つコードルに拠点を置く生産者です。1944年以来ワイン造りを行っていたワイナリーをベースに、1994年にアリアンツァ ヴィンとして誕生しました。自家畑の他に長期契約の栽培農家の葡萄を使いワインを生産しています。また安全かつ安定した品質を保つため、食品安全マネジメントシステムISO22000を取得しています。
キシナウル ヴェキ スプマン
「キシナウル ヴェキ スプマン」は、シャルマ方式によるフレッシュかつフルーティーなスパークリングワインです。キシナウはモルドバの首都、ヴェキは古いと言う意味で「オールド キシナウ」を指します。輝きのある淡いイエロー、フレッシュで調和があり、きめ細かでエレガントな泡立ちが心地よく感じられます。フェテアスカ レガーラは「高貴な乙女」の意味を持つ白葡萄品種です。病害虫に強く、フレッシュでドライな味わいがあり、バラの花やドライアプリコット、アーモンドなどの風味があるとされています。シャルドネ、アリゴテに加えフェテアスカ レガーラがブレンドされることで、ワインにわずかにエキゾティックなニュアンスを与えています。
モルドバについて
モルドバ共和国は南東ヨーロッパ、黒海盆地に位置しています。ウクライナとルーマニアに接しており、気候は穏やかな大陸性気候で、短く穏やかな冬と長く暑い夏が特徴です。土壌被覆は非常に多様で肥沃です。主な土壌組成は、粘土質土壌と褐色土壌が軽く混合された腐植土で構成されています。これらの条件はワイン造りに有利な条件を提供し、モルドバを世界最大のワイン生産国の一つにしています。モルドバのワイン造りについては、紀元前3,000年頃、つまり今から5,000年前にまで遡るとされています。
Codru(コードル/コドゥル)地区
首都キシナウを擁するモルドバの中心的な産地で、栽培面積の6割を白葡萄が占めており、優れた白ワインとスパークリングワインを主に生産しています。土壌にはチェルノーゼム(黒土:団粒構造の発達した黒色の厚い腐植層の下に炭酸カルシウムの集積層が重なる)が豊富で、肥沃な土壌のため、作物が良く育ちます。
「ルーマニアの国境の東側に位置するモルドバ共和国は、旧ソヴィエト連邦に属する国の中で最も葡萄の栽培量が多く、人口1人当たりの葡萄本数が世界最高を誇る。国土の約4%は葡萄畑で、労働人口の10分の1は、ワイン産業に何らかの形で関わっている。この地図に記載されている全産地と同様、モルドバの葡萄畑の面積は、ゴルバチョフ政権の反アルコール運動および私有化の痛手によって、大きく減少した。旧ソヴィエト連邦時代、モルドバのワイン用葡萄畑は最大で24万haあったが、2017年には81,000haにまで減っている。(中略)クレムリン宮殿にあったロシア皇帝のセラーの管理係は、最上のテーブルワインとして、当時モルダヴィア(古くはベッサラビア)と呼ばれていたこの地に目をつけた。モルドバの歴史はロシアとルーマニアの主導権争いの歴史である。(中略)ワイン産地としてのモルドバには多くの有利な点がある。ブルゴーニュと同緯度に位置し、起伏の緩やかな丘陵地があること、多様で葡萄に適した地勢であること、気候が黒海により和らげられることなどである。時には冬の寒さが、防寒対策を施されていない葡萄株を枯らすこともあるが、古くからある最上の葡萄畑はほとんど完璧といえる条件下にある」-『世界のワイン図鑑 第8版』より-