産地:フランス ローヌ地方
品質分類・原産地呼称:ヴァン ド フランス
品種:グルナッシュ、シラー、メルロ、他
タイプ:赤ワイン ミディアム~フルボディ
アルコール度数:14.5%
容量:750ml
シャトー ペゴー プラン ペゴー NV (2018、2019、2020)
Plan Pégau
/Château Pegau
シャトー ペゴー プラン ペゴー NV (2018、2019、2020)
平均樹齢40年、自社畑のブドウ。3年間のヴィンテージをブレンドして造る特別なワイン シャトーヌフ デュ パプのトップ生産者の高い品質をカジュアルに楽しめる。全房のまま軽めに圧搾して酵母と10日間の発酵。フィルター不使用。スパイシーな香りにリッチな味わい、高級感が漂う味わい。 発酵:コンクリートタンク10日間 熟成:50%をコンクリートタンクで50%を古樽で熟成
テイスティング コメント
艶のあるルビー / ガーネットの色調。香りはブラックチェリーやプラムの果実に、ブラックペッパーやタイムなどのスパイス、ハーブの香りがアクセント。加えてスモーキーな香りが漂い、土や干し肉、動物的な香りも感じる。口に含むと、しっとり滑らか。柔らかなタンニンが優しく広がり、スパイシーさはこのワインの魅力の一つと言える。特にブラックペッパーやシナモンのニュアンスが感じられ、果実の風味や旨みを際立たせる。ボディは中庸、ミディアムからフルボディ。余韻には微かなハーブとやさしいオークのフレーヴァー。
合う料理 グリルしたラムチョップ、鴨のロースト、ポークソテー、ビーフストロガノフ、スパイシーな料理など。
2024年12月試飲
シャトー ペゴー
17世紀まで遡ることができるヴィニュロンの家系、フェロー家のポールと娘のローレンスが独立し、1987年にドメーヌ デュ ペゴーを設立。1992年に父から娘に古き良き伝統の造り(オークの大樽で熟成、清澄、フィルターがけを行わない等)を大切にしながら、現在はローランスがドメーヌを切り盛りし、父ポールが様々な助言を与え、秀逸なワインを生み出しています。
ペゴーの畑のあるシャトーヌフ デュ パプの土壌は、大きな石ころや砂利に覆われており、その石が昼間に吸収した熱を夕方以降に吐き出すため、畑の保温の役目を果たします。そのため、朝晩共に年中暖かく、ブドウの糖度も高くなり、非常に良質なブドウが採れる様になっています。また強い季節風のミストラルによって雨雲がかき消されて降雨量は少なくなり、畑内での病気や春先の霜害も自然と防がれています。
メインのブドウはグルナッシュですが、シャトーヌフ デュ パプ認定の13種のブドウすべてを栽培しています。所有畑は古樹にも恵まれていて、ラ クロー(La Crau)の区画は樹齢100年以上、1905年植樹のものも有ります。大きな石が覆うレ ゼスコンデュード(Les Esondudes)は樹齢75年、カバン ド サン ジャン(Cabane de Saint-Jean)は樹齢70年以上で、果実の凝縮感のある長い余韻を持つワインを生み出します。収穫する際はすべて手摘み。選果も非常に厳しく行われており、完熟したブドウのみをセレクトしており、畑1haから生産されるワインの量が僅少であることが、これを裏付けています。
醸造は伝統的なスタイルを守り続けており、赤は除梗をせず、自然酵母を使用して全房発酵、大樽(フードル)で熟成させ、絶対に新樽は使用しません。かのロバート パーカー氏も「シャトーヌフ デュ パプの中で最も偉大で荘厳、古典的でしっかりとしたコクがあり、卓越した濃縮感を持った超大作」と評価され、果実本来の味わいを残し、凝縮した素晴らしいローヌワインを造ることで世界にその名を知られています。
2012年にローセンスがシャトー ペゴーを購入。シャトー ペゴーの辺りはシャトーヌフ デュ パプを名乗れないが土壌は比較的良く似ています。シャトーヌフは畑がバラバラですがシャトー ペゴーの42haはまとまっています。トータルで全体25万本生産し50か国に輸出しています。
シャトー ペゴー
シャトーヌフ デュ パプから僅か6km、アヴィニョンとの間のローヌ川沿いに位置するシャトー ペゴーは、ポールとローランスが一目で気に入り2012年に購入した畑です。高い品質をカジュアルに楽しめるラインナップを生産しています。コート デュ ローヌの畑は、シャトーヌフ デュ パプと同じく石が多く、粘土が深くなっており、プラン ペゴーの畑は石灰岩と粘土混じりの土壌。二人はここでのワイン造りにおいてドメーヌ デュ ペゴーと同じ情熱を注ぎ、伝統的な栽培方法を守り、テロワールの持ち味を活かす方針が徹底されています。シャトーヌフ デュ パプのトップ生産者の高い品質をカジュアルに楽しめるラインナップは、世界的に非常に人気の高いものとなっています。