産地:フランス ラングドック ルーション地方
品質分類 原産地呼称:ヴァン ムスー
品種:ガメイ95%、ヴィドック5%
タイプ:スパークリングワイン 辛口
アルコール度数:12.5%
容量:750ml
ルー デュモン x スタジオジブリ コラボレーション キュヴェ クロスケ
Cuvée kurosuke
Lou Dumont X STUDIO GHIBLI
collaboration
ルー デュモン x スタジオジブリ コラボレーション キュヴェ クロスケ
Vin Mousseux。3ヶ月間のロング シャルマ方式によるスパークリング白ワインです。ボージョレ北部のランシエ村産のガメイ95%、ヴィドック5%のブレンド。砂質土壌。樹齢10~30年。ステンレスタンクで醸造。MCR(濃縮ぶどう果汁)によるドザージュは5g/l。「ヴィドックはフランス国立農業食品環境研究所(INRAE)が開発した新品種で、フルーティーなガメイに骨格と複雑味を与えています。いくつか試飲した中でこのアサンブラージュがずば抜けて美味しかったため、2代目キュヴェ クロスケに採用しました。「(まっくろ)くろすけ」の名にふさわしい、濃密かつ可憐な味わいです」。
テイスティング コメント
輝きを放つパールの色調に僅かなグリーンのトーン。香りは熟したチェリーなど赤系果実のアロマが広がり洋梨、リンゴのコンポート、オレンジピール、ミント、紅茶のニュアンスが混ざり合う。口当たりはクリーミーかつフレッシュで、比較的ふくよかな果実感。ジューシーなエキス分と共に、イーストの芳ばしさが核となり味わいの幅を広げる。調和のとれた上品な酸味。ピノ・ノワール主体らしく(90%)しっかりとした骨格をもちアフターにかけてスムーズな飲み心地。余韻はエレガントでやさしい印象を与える。
合う料理 前菜、サラダ類、甲殻類や魚介料理、ボイルポテト、フルーツの盛り合わせなど。
2020年6月試飲(当時の品種:ピノ ノワール90%と、メルロ、カベルネ フラン、シラー、グルナッシュ、サンソーなど10%)
「スタジオジブリ」と「ルー・デュモン」のスペシャル・コラボレーション
スタジオジブリのプロデューサーであり、書家としても活躍中の鈴木敏夫氏が、ルー デュモンのワインラベルを手がけました。ラベルの「天地人」「Pinot Noir」「Chardonnay」の文字は、鈴木氏愛用の熊野筆にて書き下ろし。
そしてラベル右下の落款は、アニメーション映画監督、宮崎駿氏によるデザインです。またワインは、仲田さんの友人が醸造長を務めるブルゴーニュのネゴシアンが造った、南仏(IGP Pays d’Oc)産の作品からのタンクセレクションです。ピノ ノワールは、洗練された果実味に加えてほのかな樽香が楽しめるもの。シャルドネは南仏らしい、フルーティーでコクのあるものをセレクトしました。(仲田さん談)
ルー デュモン
仲田晃司氏。大学生時代にアルバイト先のフレンチレストランでワインに出会い、「いつか自分の手でワインを造ってみたい」という夢を抱いた青年は、1995年、頼るつてもなく単身渡仏。フランス語の勉強をしながら各地の醸造家の門を叩いて修行を重ね、2000年7月7日、ブルゴーニュの地にルー デュモンを設立しました。
仲田さんのワイン造りを特徴付けているのは、まさしく日本人職人的と言うべき、周りがあきれるほど細部まで徹底的にこだわる仕事への執念です。仕込むワインのテロワールや個性を研究し尽くした上で、樽の選定眼や熟成方法を駆使してワインを磨き上げます。
2003年5月、在りし日のアンリ ジャイエ翁より「自分自身のアイデンティティをワインに表現せよ」との薫陶を受け、「日本人であるということ」「自然と人間に対する真摯な尊敬の念」の象徴として、「天 地 人」が生まれました。「ワインを通じてアジアの架け橋になれればと願っています」という仲田さん。現在ルー デュモンのワインは、日本、韓国、台湾、中国、シンガポールといったアジア諸国を中心に販売されています。(2008年8月、ジュヴレ シャンベルタン村に念願の自社カーヴを取得)